サングラスをかけたハリネズミがキュート♪

ヨーロッパの一部において「ハリネズミ」は捕獲が禁止され、環境保全と生物多様性の象徴とされています。そのことから、ラベルにデザインされたのですが、サングラスをかけているのがお茶目ですね。

もともと自身が栽培農家

オーナーのJacques Frelinジャック･フレラン氏はモンペリエ生まれ。父がブドウ畑を所有し、農協にブドウを販売している、いわゆる一般的な農家でした。彼がブドウ畑を受け継いだ時「折角ならワインを造ろう！」と少量から生産を始めました。 するとそれが軌道に乗り、需要に対して自社ブドウが足りなくなってしまい程になります。そこで自社ブドウに拘らず、同じ 無農薬のブドウを周りから買うことにより、事業スタイルもネゴシアンに変更しました。

無農薬ブドウを入手できる人脈

ネゴシアンとして無農薬ブドウの買い付けを少しずつ増やしていきましたが、それでも追いつかないほどで、生産量は増え続けていきました。無農薬のブドウを手に入れることは簡単ではありません。しかし、ジャックは自分自身が無農薬の生産者で栽培のスペシャリストだった事と、地元生まれなので沢山の知人がいた事、そして彼自身の信用が功を奏しました。生産者たちは「同じ売るなら協同組合ではなく、ジャックに売ろう!」と、どんどんラングドックの質の良いブドウが集まったのです。

費用を抑える分業の仕組みで低価格を実現

会社がどんどん大きくなるにつれ仕事量が増え、自分達で造るには限界が出てきました。そこで彼は自社でやる事と他社に任せる事を決めました。自社ではブドウを探し、醸造は別の会社に頼み、瓶詰めとストック管理も別会社に委託するという新しいスタイルを確立したのです。その結果、経費の無駄を減らし低料金・高品質の商品をお客様に提供出来るという一石二鳥となりました。事実、このような形態のネゴシアンは沢山存在しています。しかし、ジャックの場合は自分が生産者だった事から、同じネゴシアンでも１から10まで把握しているため仕事の質が違います。つまり、委託醸造でも結果は彼が醸造しているのと同じレベルといえるクオリティが実現しているのです。

このワインの特徴は

淡い麦わら色から穀物やバナナの香り、果実の甘味に続き心地の 良い苦味、フルーティーな味わいがアフターを彩ります。
果梗を取り除き果粒のみで醸造するため、温かみのあるジューシーさも感じられるでしょう。