元新聞記者が夢のワイン造りに転身

パリ出身の元新聞記者ダヴィッド フベール氏はある日、妻のアンヌ セシルとともに、無一文ながらも人生を変えたい、夢だったワイン造りを学びたいという情熱を持ち、念願かなってソミュールにたどり着きました。
モントルイユ ベレイのブドウ栽培研修に参加し、セバスチャン ボビネやセバスチャン ダビッドといった実績のある醸造家のアドバイスを受け、ドメーヌ アイメリック ヒレールの醸造所を一部借りながら2014年に初めてワインを醸造。
2015年、ソミュールのビオディナミ栽培の帝王であるフィリップ グルドン氏の引退を機に、彼の畑を借り受けました。 1998年からビオディナミの原則に従ってブドウ栽培を行っている抜群な畑で、ピュイ ノートルダムの町に位置し、計4ha の畑を栽培。フィリップは今も畑仕事を手伝い、アドバイスを行っています。

ミュシャの熱烈ファン

ラベルにデザインされているアルフォンス ミュシャ（Alfons Mucha）は、オーナーのダヴィッドがミュシャの熱烈なファンであることから描かれています。

このワインの特徴は

とても良く熟成したサンテミリオン グランクリュの様な液体で、カベルネフランの底力を感じられる逸品です。 クリアなガーネット色の外観。 プルーン、カシス、ブルーベリーの様な黒系果実の目の詰まった香りに溢れます。 カベルネ系品種が熟成した際に出る、非常に魅惑的な妖艶な香り。 味わいはプルーンやブルーベリーの様な小粒の果実に、しっかりした酸、ミネラルが支えている魅力的な液体。 タンニンはほぼ感じられず、非常に滑らかでエレガントな質感を表しています。
粘土の混じったシレックス土壌。手作業で除梗し、フードルで醸造。4～5年樽で36ヶ月熟成した後、更に12ヶ月間のタンク内熟成を経て瓶詰。