従兄弟コンビが継承したアルザスのドメーヌ
コルマールより北に10km、ユナウィール村に1930年頃創業したドメーヌで、1995年に3代目となるマルクとクリストフの従兄弟コンビが継承しました。1998年にはビオロジック栽培を開始し、翌1999年よりビオディナミに転換、2013年に「demeter」の認証を取得しています。
日本人の奥様がアルザスと日本の懸け橋に
2002年、赤坂のフランス料理店でスー・シェフを務めていた由佳さんがクリストフと結婚。以降、マダムとしてドメーヌを切り盛りしながら、アルザスと日本の懸け橋として活躍しています。
「ビオディナミにしてから、鹿やイノシシが畑に入ってくるようになりました。それと、畑に野生のチューリップが咲いたり、野いちごが実るようになったんですよ」
「アルザスはぶどう品種のバラエティが豊かで、和食はもちろん、多種多様なお料理に合わせることができます。そのマリアージュの楽しさ、そして美味しさを、ひとりでも多くの方に知っていただければと思います」
(由佳・ミットナット談)
新生テール・デトワール(星々きらめく土地)設立
2019年8月、従兄弟は別々の道を歩むことになり、クリストフと由佳さん夫妻によって、新ドメーヌ「テール・デトワール(「星々きらめく土地」)が設立されました。仲良く半分ずつに分けられた畑より、惑星をイメージした新ラベルにて、新生ミットナットが始動します。
(尚
「キュヴェ・ギョタク」 のラベルデザイン及び生産・販売権は、「テール・デトワール」のみに承継されております)。
このワインの特徴は
作品名の「夕薫(ゆか)」は、夕焼けを思わせるワインの色合いと、ゲヴュルツトラミネールならではの薫りの高さから命名されました。(旦那さんのクリストフが由佳さんの名前をつけたがったというのもあるそうです!)。「Crépuscule」は「夕焼け」の意味です。
ステンレスタンクで果皮とともに15日間マセラシオンした、オレンジワインです。その後バリックで6ヶ月間シュール・リー熟成。ノンフィルターでビン詰め。残糖1.5g/lの辛口。