好きなワインは70年代のシャトー・ラトゥール

シャトー・ル・ピュイ当主アモローさんが来日した際、 雑誌のインタビューで好きなワイン、嫌いなワインを 聞かれていて、その答えが独特でした。

好きなワインは70年代のシャトー・ラトゥールで 嫌いなワインは今のシャトー・ラトゥールというもの。

アモローさんは今のボルドーワインにカリフォルニアと変わらない位の高い完成度を感じていました。と、同時にボルドーという地域性やテロワールを失くしてしまっている事を危惧していているのです。 70年代のボルドーはテロワールを感じさせる個性があったが、今のボルドーワインを飲んでもどこの畑のワインだかさっぱり解らないのが悲しい、と。

ミネラルこそが土地の個性

彼等の畑には1立方メートル当たり 2億5,000万匹の微生物が住んでいるそう。 目には見えないが、まとめると約150グラム。 微生物は葡萄の根に張り付き、樹液の中の糖分を吸い上げる。 その後、彼らが吐き出す酸性の唾液が土中のカルシウムを 溶かす事で土中にミネラルが豊かに含まれる様になるのだそう。

『ミネラルこそが土地の個性。昔のラトゥールやラフィットにも 強烈なミネラルがあった。土が生きていたからだ。 今のボルドーワインに鉄分やマグネシウムを感じることはない。 土地が死んでしまったからだろう』　/アモロー
（輸入元資料より）

このワインの特徴は

上級キュヴェ「エミリアン」のセカンドラベル。カシスやブラックベリーなどの香りと凝縮感のある果実味。