畑、セラーでの重労働を1人でこなすパワフル過ぎる女性

ぺトラ・ブレドヴァはスロバキアで生まれ育ち、ワイン醸造とソムリエの勉強をしました。20歳のときに地元を去り、チェコのプラハへ移り住みます。ソムリエとして働いていたときにワイン醸造家と出会い、ワイナリーで働くことに魅力を感じ2014年3月に鞄１つでボジェティツェにたどり着くのでした。畑や小さなワインセラーを借り、ワイン醸造家となります。トラクターの運転免許所を取得するところから始め、オレンジワインの生産を始め、今現在モラヴィア地区にて3haのぶどう畑を、収穫時期以外は一人で管理しており、生産量は年間4000から5000本です。

ワイングラスを下から覗くと

ワインに関係するラベルを使いたいとのことから、オレンジワインを飲んだ後グラスを下から見上げると見える形をラベルデザインとしています。彼女のこだわりが垣間見えますね。

このワインの特徴は

ほんのり濁りのあるオレンジがかった黄金色。 開栓後、瓶によっては舌に感じる程度のピリピリとした発泡感あり。 数回スワリングすれば、それも落ち着き、馴染んできます。
金柑のマーマレードのような柑橘系のニュアンスからアプリコットのコンポート といった熟した果実の凝縮した風味やほろ苦さ、アカシアなど黄色の花の 香りが特徴。酸味が穏やかで、時間とともに北イタリアやスロヴェニアの オレンジワインを思わすような上品な渋さが徐々にでてきます。
派手なオレンジワインといったタイプではなくいい意味の田舎っぽさが魅力です。 1日目、2日目、3日目とじんわり変化するワインの表情を感じてほしいです。