現代スペインワインの立役者ミゲル・ヒル

ボデガの4代目ミゲル・ヒル氏。フミーリャの伝統を守る昔ながらのワインメーカーである一方、現代スペインワインの立役者でもあります。また「リッチで、フミーリャのキャラクターが詰まった赤を造らせればトップクラス」と名高い醸造家、バルトロ・アベリャン氏が2003年より腕を奮います。

馴染みやすいモスカテルの華やかなスタイル

メロン、桃、キウイのフレッシュなアロマを補うジャスミンや白コショウ。種のあるジューシーな果実や甘露の味わい。ジューシーかつ爽快感があり、重さを感じさせないスパイシーなフィニッシュ。ついつい飲みすすんでしまう味わいです。

１００年続く老舗ボデガ（＝ワイナリー）

1916年にフアン・ヒル・ヒメネスによって設立され、4世代に渡ってワインを造り続けるフミーリャを代表するボデガです。夏は40度に達するほど暑く、冬はしばしば氷点下に見舞われるほど寒さが厳しい大陸性気候なので、年間3000時間もの日照時間に恵まれつつも降水量はわずか300mm。この非常に乾燥した風土がワインにとっては大切な意味を持っています。

フミーリャで最も高い場所にセラーを構える

フミーリャの街から10km離れた地にセラーを新設しました。海抜は700m。この地はフミーリャで最も高い場所なので、テルミノ・デ・アリバ(『天井の果て』の意)と呼ばれています。また、何世紀にもわたってワイン造りが行われている歴史あるエリアです。セラー周辺に広がる畑の土壌は、石がゴロゴロとした砂っぽい石灰質で痩せています。そのため出来上がるワインは、この土地の性格をそのまま引っ張り出してきたような、スパイスとフルーツのニュアンスに溢れています。そしてまた、標高の高さゆえのエレガンスも備える魅力あるスタイルとなります。

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