ブルゴーニュの神様「アンリ・ジャイエ」の愛弟子

ブルゴーニュの神様「アンリ・ジャイエ」の愛弟子であり、ブルゴーニュのトップ・ドメーヌとして名高いパリゾは、赤のイメージが強いですが、2007年からはシャブリもリリースしています。現在では、フィリップの息子ヤン氏が白ワインを手掛けており、親子でより多彩なワインを生み出しています。
現当主フィリップは、22歳で父からマルサネのドメーヌを引継ぎ、生産量が増えてきたことを機に、ジュヴレ・シャンベルタン村に拠点を移したことで、名実ともにジュヴレ・シャンベルタンの偉大なドメーヌに成長。17haの畑を持ち、８つのグラン・クリュを手掛けています。

栽培はリュット・レゾネを採用

自然なワイン造りをモットーとし、ブドウの質そのものがその後の醸造そしてワインの質を決定すると考えています。そのため、ブドウの樹が自力で凝縮味のある果実を結実できるよう栽培はリュット・レゾネを採用。除草剤、化学肥料は使用しません。
低収量にこだわる彼は、自然と収量が低くなる古樹を大切にしているため、所有畑のブドウの樹齢は概ね高くなります。しっかりと完熟してからの収穫はもちろんのこと、厳しく選別した果実は、除梗した後一週間に及ぶ低温マセラシオン発酵を行います。

シャルロパン・スタイル

培養酵母の補酸は決して行わず、その後は瓶詰め直前まで澱引きせずに樽熟成されます。 シャルロパンのワインは、若いうちは樽香が強く感じられますが、熟成と共にワインのアロマが綺麗に溶け込み、果実味に溢れた濃厚な味わいはより洗練され、深みのある味わいに変化を遂げます。 精妙なフィネスを備えた確固たるシャルロパンのスタイルは、まさにブルゴーニュの最高峰の一つと言えるでしょう。

このワインの特徴は

テール・ブランシュはジュヴレ・シャンベルタン・ヴィラージュの複数区画をブレンドしていて深みがあり、ブラックベリー、チェリー、リコリスの上品なアロマ。心地よい濃厚なアタックに程よい甘さとスパイスのニュアンスを持つしなやかなワイン。クラシックなジュヴレ・シャンベルタンらしいしっかりとしたタンニンと余韻が感じられるでしょう。