「主役になる様なワインではなくて、みんなが休日に軽く飲めるような、会話を弾ませるワインが造りたいんだ。」

限られた中でできる事を実直に

陽気でおちゃめなトビーは、イギリス人。チャーミングな人柄で、テンポ良い会話と時折挟むジョークで人を和ませてくれます。そんなトビーのワイン造りは、まさに次の言葉に集約されます。
「例えばスーパーの駐車場で車を停める時、他に車が停まっていなければ、停め方を気にすることなく、斜めに車を停めることができるよね。でも駐車場が車でびっしりだと、限られたスペースに、きっちりと真っ直ぐに停めなくてはいけない。僕のワイン造りもそれと一緒で、限られた中で出来ることをやれるだけやっているんだ。」
そんな彼のワイン造りのスタイルは、今でも作り始めた当初から変わらず、素直に丁寧な仕事を実直に続けています。

このワインの特徴は

新樹と古樹乃ブレンド。 どこか懐かしさを感じさせる、熟したカリンなどのフルーツのシロップ漬けの様な、白や黄色い花の香を思わせるニュアンスは正に香水そのもの。口当たりは非常に柔らかく、酸が支えしている為、甘みはクリアでべたついた感じは一切無く、スムーズな飲み心地です。 さらっと飲み疲れのしない心地よい甘さで、アペリティフや一日の終わりのホッと一息つくときにお勧めしたい一本です。

開栓2日目以降の楽しみ方

2日目は溢れるような香水のニュアンスが落ち着き、黄色い花や控えめな蜜の香りが。前面に出ていた甘さも落ち着き、酸や極若干の苦味が表に出てきて1日目よりバランスが取れ、液体の統一感が増してきます。初日は低めの温度で、2日目以降はセラー温度から若干冷やして飲むことをオススメします。