どんなに畑仕事が大変でも無農薬を続けたい

ワインラベルに描かれたウサギ・小鳥・ブドウ・草花が彼らの想いを表しています。

イタリア系移民の祖父が始めたブドウ栽培

ドメーヌ・ベネデッティは、3代目クリスチャンがローヌの地で奮闘するワイナリーです。 初代がローヌに移住し、10haの土地でブドウ栽培を始めたのがきっかけです。当時はまだ農薬が席巻する前の時代。無農薬ぶどうを協同組合に売って生活していました。その後2代目に当たるクリスチャンの父は、畑の所有を2haに減らし他のワイナリーで働くことを選びました。また、畑も農薬を使用する方法に変わっていました。

周囲に流されず無農薬栽培を選ぶ

3代目クリスチャンに代替わりしたところから、所有の2haを無農薬に戻し始めます。そして2001年、5.5haを買い足し無農薬ワインを造り始めました。周囲を見ても無農薬農家は自分だけでした。2007年、クリスチャンの息子もワイン造りを手伝い始めます。畑も少しずつ買い増し、今では26haを持つまでになりました。基本的にワイン造りの責任者はクリスチャンが担当し、息子の二コラは朝から晩まで畑を守るという分担。2010年から二コラがワイン造りも手伝い、3代目から4代目へと受け継がれていく最中のワイナリーです。

このワインの特徴は

カシス、チョコの甘い香り、滑らかな口あたりに自然な果実の旨味を伴ったスパイス、穏やかなエッセンスが織り成す味わいが印象的です。