四季のリズムを大切にし多種多様な植物と共生する

ラブブロックは、舗装もされていない道をひた走るマールボロエリア最奥地の高い丘の上に、EricaとKimによって設立されました。喧噪から遠く離れたこの場所の「眺望」と「大いなる可能性」に惚れ込み、長年の準備を経てワイン造りをスタート。その素晴らしいテロワールとユニークさを表現したワイン造りに挑戦しています。最も大切なのは四季のリズムとその土地の個性を最大限尊重する事。2人はオーガニックヴィンヤードではなく、鶏、羊、牛などの動物や多種多様な植物と共生する、ビオディナミ手法も取り入れたオーガニックファームを作る事に取り組んでいます。　

サスティナブルに加えビオディナミの手法を調和

ラブブロックは2つのヴィンヤードから成り立ちます。1つはアワテレヴァレーの高い丘の上。もう1つはセントラルオタゴの奥地。これらの土地の独特のテロワールを、いかに香りに表現していくかがワインメーカーの最大の課題となりました。そして、土地のポテンシャルをありのままに表現出来るよう、有機栽培にこだわってワイン造りをしており、ニュージーランド政府規定のサスティナブルに加えビオディナミの手法を調和させていきました。　アワテレヴァレーのヴィンヤードは現在ビオグロ認証を受けています。このエリアで最も風の強いこの場所は、時に風速30mを越える強い台風並の風が吹き荒れる「嵐の丘」。厳しい環境を生き抜いたタフなブドウ樹から生命力溢れるブドウを栽培しています。

全てのプロセスでSO2は無添加

ラブブロックでは全てのワインに対してSO2の使用を減らす工夫をしており、常に酸化防止剤の代替えとなるプロセスも模索しています。

このワインの特徴は

レモンやライム、五感を刺激するスパイスの優しいアロマ。リースリング固有の火打石の香りに、優しくシトラスや蜂蜜も香る。味わいはレモンやライムが中心。収穫した葡萄は除梗後に36時間の低温浸透。有機酵母を使用してバランスの良い味わいになるまで発酵させており、10年くらいは熟成が期待出来る1品。