ブルネロで高評価なのに市場価格の1/2！

ブルネロを代表する造り手のチャッチ。毎年輝かしい高評価で広く認知さ れています。そして、特筆すべきクオリティは勿論のこと、注目してもら いたいのはその価格。他にも高い評価を受けている造り手はありますが、 この価格でリリースしているところはまずないんです。 チャッチのワインはなんと他の1/2～1/3 くらいの価格。 畑は全て有機栽培で除草剤などは一切使用しません。森に囲まれて いるので毎年20%は鹿に食べられてしまいます。逆に言えば鹿が食べ たくなる程美味しい葡萄ということ。ワインは葡萄ですべてが決まると考 え、法定基準の3/4 まで収量を落とし凝縮したブドウを収穫している。 こうした姿勢が評価に値するクオリティにつながっています。

ブルネロ最高峰 「ピアンロッソ」

彼らが所有する中でピアンロッソは最も古く、最も優れた区画。モンタル チーノの歴史的に見ても特に重要な畑の1 つとされています。標高は 240m-300m で南向き。南側はオルチャ川なので、太陽を遮るものは 何もありません。また、川の影響で寒暖の差が激しいのも特徴。 土壌は名前の通り赤土で、鉄分やマグネシウムを多く含みます。ワイン には完熟果実の充実感の中に、しっかりミネラルがある。より生き生きと しているような、果実の重厚さだけで終わらない良さがあります！ モンタルチーノ北部の「イル・パラディソ・ディ・マンフレディ」のワインから は海の香がしてきます。熟した果実の奥からヨード的な香が染み出して 来ます。ここがチャッチ・ピッコロミーニは違うんです。重厚で詰まった果 実の奥に、石灰っぽい山のミネラルがはっきりと感じられるはずです。ブ ルネロという小さな産地の中には全く違う個性のテロワールがあり、その 代表的で正反対の個性を持っている、どちらも唯一無二の造り手です。

2018はクラシック・ヴィンテージ

近年の猛暑で、ここモンタルチーノでは常に9 月前半頃に収穫を開始 せざるを得ない年が続いていました。2018 年はその暑さも落ち着き、ま るで数10 年前に戻った様な天候に恵まれた1 年となりました。 冬は平均的な降雨量で寒く、また開花の時期にも雨が降りましたが、4 月中旬から一気に気温が上昇。そして5 月には気温の高い日が続き、 気温が高いまま雨が降りました。これは、まさにこの時期の葡萄にとって は最適な気候なのです。 8 月最初の3 週間は小雨が断続的に降り気温が低かったため、葡萄の 成熟がゆっくりと進んでくれました。その後は乾燥のストレスもなく夏を過 ごし、9 月の初旬に気温が上がったため、葡萄が完璧に熟しました。 その結果、良い葡萄を収穫する事が出来たため、良年だけ造られる単 一畑「ピアンロッソ」も素晴らしい仕上がりに。2018 年は、ここ数年の暑 すぎるパワフルな年とは違う個性のワイン。とても芳香の豊かな、優美 な雰囲気を兼ね備えているのが特徴です。

このワインの特徴は

始新世に由来するマール土壌で表土は赤い粘土質が強く出ている真南を向く日当たりの良い畑。向かい側がオルチャ川なので遮るものが無い理想的環境。 発酵はステンレスタンクと内側をガラスコーティングしたセメントタンクに分けて行われる。その後、75hl のスラヴォニア産の大樽に移して36 ヶ月以上熟成。 完熟果実の充実感の中に、しっかりミネラルの背骨があり、果実の重厚さだけで終わらない。