ヒッチハイクが勤労青年の人生を変えた

ロワールに又、新しい生産者が誕生しました。ケヴィン・アンリ 1985年10月29日生まれ。パリ近郊の都市Evryと言う街で生まれました。母親一人に育てられお父様を知りません。生活する為にお店の店員、宅配便の業者、コマーシャル関係等々様々な仕事をしてきました。ワインの仕事は全く従事した事はありません。それどころかアルコール関係は殆ど飲まない生活をしておりました。
2008年人生が大きく変わります。Contreという町でヒッチハイクをしていました。その止まった車がレ・ヴァン・コンテのオリヴィエでした。それをきっかけに2008年のオリヴィエの収穫を手伝い、そのまま2010年までオリヴィエの収穫を毎年手伝うようになりました。そしてナチュラルワインの美味しさを知り、すっかりワインのとりこになったのです。2011年～ 2015年はオリヴィエの所を半分、ティエリー・ピュズラの所を半分手伝う形でワイン造りをしっかりと学びます。その間に自分の畑を探し、徐々に自分のワインを造り始めました。そして2019年10月末で正式にレ・ヴァン・コンテを退社して独立しました。まだまだシュナンブランが0.6haとガメイ1haの小さな生産者ですが、これから自分のペースでゆっくり生産量を増やす予定です。

貧富に関係なく喜びを分かち合えるもの

ケヴィンは全く醸造学校で勉強しておりませんが、オリヴィエは師であり父であり兄。それは独立しても変わりません。どうして最終的に生産者になることを選んだのか？の質問には「お金持ちもお金が無い人も関係なく他人と喜びを分かち合える。そういうワインを造る事によって自分を確認出来る、100％ピュアなブドウジュースが喜びに変わる仕事は大好きだ」との返事でした。ぼろぼろの醸造所、自らの手で少しづつ直しながら、自分が納得のゆくワインを作っていく事でしょう。
（インポーター資料より）

このワインの特徴は

クリアなグリーンイエロー色、ライムや晩白柚の白皮、グレープフルーツ香、瑞々しいアタックにスッキリとした酸と二十世紀梨の果実味が混ざりエキス感を際立たせてくれます。