自動車セールスマンが疲れ果て行きついたワイン造り

さわやかな笑顔で親しみやすい雰囲気、圧倒的なコミュ力と人間力でまわりを 引き込んでいく魅力的なヤン・フィリップさんは、「おそらく典型的なワインメーカーではないだろう」と自身で語ります。
彼は、ワイナリーが全くなく、ワイン造りとは無縁なヴェストファーレンという町で育ち、中小企業の自動車セールスマンとして働いていたサラリーマンでした。スーツを着て見栄を張った生活に疲れ果て、行きついた先の楽園の島ニュージーランドでワインに出会い、ワインメーカーになると決断し、実現させたという異端児です。
「毎日楽しく仕事をして、家にも楽しく帰る」というライフスタイルをモットーに自分の向かう道を見つけたヤンさんは、ドイツで修行を重ね、魅力的なモーゼル地方の畑を買い、移住し、まさに始まったばかりです。

持続可能な農業を目指す積極的な取り組み

現在、剪定から収穫まで、ワイン造りの全サイクルにヨーロッパ中の愛好家が参加できる地域支援型農業グループ「SoLaWino」を設立し、持続可能な農業を目指し、取り組むなど積極的に活動をするなど非常に楽しみです。

このワインの特徴は

レモンコンポート、アカシア、べっこう飴の香り。 味わいは辛口でほのかなジンジャーのスパイス、旨味をともなったほろ苦さがあります。 あけたてはピチピチと高いなめらかな酸があり、果汁エキスを引き上げミネラリ―でよいバランスです。アフターはハチミツレモンの風味。

"In Between"とは、あるものとあるものの間に生まれる空間のこと。このプライベートな次元は、混雑した部屋で恋人同士の目が交差したとき、あるいは単にボトルにキュヴェされた2つのワインの間に開ける。両者が存在し、出会い、許容し合うからこそ可能なのだ。