サンセールの天才醸造家が生み出す究極のナチュール
7~8歳頃から畑の仕事を手伝い、絶対にワインを作る!と決めていた天才醸造家セバスチャン・リフォー氏。
1981年12月5日、サンセール生まれです。
自然界に育ったセバスチャンは当然ワイン造りを目指します。最初にアンボワーズの農業高校でワインを学び、その後ブルゴーニュ・マコンの大学で醸造学を学びます。そこでクラッシックな醸造を徹底して学びましたが、卒業後直に実家に戻らずロンドンに向かいました。パリではなく、世界のワインマーケットを本格的に学ぶにはロンドンが最適です。そこで今の奥様と出会いました。
当時彼女はまだ学生でした。彼女はリトアニア人なのですが、英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・リトアニア語と5つの言葉を話せる凄い語学力の持ち主。最近は日本語に興味を持っているようです。
ロンドンのワインショップでナチュラルワインに目覚める
セバスチャンはロンドンのワインショップで勤務した時にナチュラルワインを覚え、その後畑に戻らずパリの「ラ・ヴィーニャ」というワインショップで働きます。ナチュラルワインに目覚め、そのワインの販売では世界一とも言われるお店で勉強したいからです。そこで最先端のワインを勉強しました。ロンドンの確立された伝統的なワイン、そしてパリの最先端の情報を先取りしたワインを実際消費者であるお客様とたずさわり、そして2004年にサンセールに戻り本格的に自分のワインを造り始めたのでした。
意図的なほったらかし農法
彼の畑の守り方は無農薬をベースに甘やかせないスタイル。そして必要な時にだけ人間の手を差し伸べます。つまり、意図的なほったらかし農法。とはいえ35の異なる個性の畑を管理し、そのリズムを読み取らないといけません。ソーヴィ二ヨン・ブランの畑は11haで、その中の4haが上のクラスの畑です。そこは一切トラクターを使用せず、100%馬で手入れをしますが、仕事量は半端ではありません。サンセールはロワールの中でも収穫は遅い生産地です。その遅い生産地の中でもセバスチャンはさらに熟度を上げる為、他の人たちよりも2週間位収穫を伸ばします。その徹底ぶりは半端ではありません。
このワインの特徴は
リトアニア語で「太陽の下」という意味。ママレードや焼き菓子の香り、しっかりとした味わいにとろりとした口当たり、ハチミツを連想する香りが口中に拡がるコク旨で複雑な味わいです。
樹齢50年の貴腐菌が付いたブドウ5割と熟したブドウ5割をプレス、ステンレスタンクで3 ヶ月発酵後24ヶ月熟成し古樽で12ヶ月熟成で仕上げました。
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