ワイン未開の地・新潟の先駆的ワイナリー

創業1992年。ワイン造りの全てを行いたい、そして新しいことをやるときは誰もいないところでやろう、という想いからワイナリーがまだないワイン未開の地・新潟県は角田山の麓を開拓。首都圏からのアクセスも重視して購入に足を運べる距離を重要視して決めたという戦略的な土地選びをされたそうです。自分たちで育てたワイン用ぶどうを100％使った自家醸造の「日本ワイン」。「日本のワインは美味しい」ことを伝えていきたいという想いのワイナリーです。

滞在するワイナリーへの想い

1992年、新潟の砂丘地に初めてワイン用のぶどうの木を植樹。新潟市から西へ向かう国道から800ｍも奥に入った不便な場所を選んだのは、ワイナリーはぶどう畑に囲まれているのが当然と思ったからだそうです。その頃、スイカ畑の轍のある道を進み、ワイナリーに辿り着く方は一日数組。わざわざ来訪される客様には必ずワイン工場や畑にご案内し、ワイン造りをじかに感じてもらうようにしていたそうです。 時が経つにつれ地元新潟をはじめ首都圏や県外のお客様も徐々に増えていきました。それに従いワイナリーはレストランやベーカリー、ショップなどを備えて、一日過ごせる場所へと進化していきます。行き交う車が増えた畑道は市道となって舗装されアクセスも向上、温泉やホテルもできたカーブドッチは小さな村のようになったのです。ワインが生まれ育つ場所に来て、時間を過ごしてもらいたいという思いは昔も今も変わりません。
滞在するワイナリー、それがカーブドッチです。
（ワイナリーHPを参照しています）

このワインの特徴は

トップの香りは洋ナシ、ライチ、パイナップルなどのトロピカルフルーツ。その奥にソーヴィニョン・ブランの青味を感じます。 口当たりは柔らかで時間と共にトロッとした液体へ変わっていきます。 南国のフルーツや樽由来の微かなココナッツ、青いニュアンス達は僕にとってはなぜか浜辺や海を連想させる味わいです。
自園のソーヴィニョン・ブランを使用し、この品種の青みや華やかさに皮由来の厚みと砂地の軽やかさをのせて、体に染み入る優しいニュアンスを目指して造りました。 醸造方法は極低温で72時間のマセラシオン、プレス、果汁清澄、木樽発酵です。熟成も木樽を使用し春先に瓶詰めしました。 長期間醸すオレンジワインとは違い、品種特性も残しながらその上に特徴的な味わいが生まれる造り方です。