ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー2014受賞

ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーは、過去10年間のFalstaff誌における評価を考慮し、オーストリアを代表するワイナリーであると認められた醸造業者に贈られます。

感性で造っていた

ピットナウアーは、自分が愛飲していたワインの中に一貫性や共通のテーマがあることに気づくまでは、栽培理論なしでワイン造りを行っていました。 もし、彼が自分の飲んでいるワインがビオディナミで造られていることに気づいていたとしたら、彼のワイン造りは、もっと早く変わっていたことでしょう。

独自のオーガニック精神

年月が経ち、ビオディナミのことを知ったピットナウアーは、妻のブリジットとともに、15haの土地を生きたワインを造るために、独自のオーガニック精神で手入れをはじめます。 堆肥を与えるところから収穫までのすべての作業はマニュアル通りに行われ、カレンダーはなく、彼をあせらせるものは何も有りません。

ヴィンテージごとのブドウの声に耳を傾けて

彼の造るワインは、ピュアでフレッシュな果実味が特徴です。 きれいなブドウを選んで、ヴィンテージのコンディションに応えたワイン造りをセラーで行っています。

このワインの特徴は

パーフェクト・デイやブロンド・バイ・ナチュレのルーツにあたる約10年前、最初に手掛けたオレンジワイン。 濁りのある濃いオレンジ色。グレープフルーツやベルガモットなど様々な柑橘類、ハーブティーや白い花など複雑なアロマ。柑橘類を中心とし たフルーティーさと、とてもジューシーでパワフルなボディ。柔らかなタンニンとしっかりとした酸とミネラルがボディを引き締め、ハーバルな印 象もあり、複雑さ。余韻に柑橘類の皮のニュアンス。
”マッシュ・ピット“の名は、ロックやパンクのライブで起こる”モッシュ・ピット“（興奮した群衆の押し寄せる場所）と、外見を表すマッシュ（濁り、ドロドロ）を掛け合わせ、皮も一緒に暴れさせた（漬け込んだ）という意味を込めたピットナウアーの掛け言葉。ファンクな人ですね。
9月上旬に手摘み。全ての葡萄をブレンドして、3 週間のスキンコンタクト、クレイ・アンフォラにて自然発酵。アンフォラ 80%、古い木樽 20% にて 9 か月間熟成。全ての工程で無清澄、無濾過、無添加。