自然派ワインって○○○のようなワインです
こんにちは。加藤です。
先日、自然派ワイン講座のサポートに行ってきましたよ。
ね、マネージャー。
うむ。加藤くん。
ホワイトボードに要点をまとめるお役目ご苦労だった。
マネージャーのためならお手の物ですよ。
しかし2時間って長そうに思いましたけど、あっという間でしたね。
そうだな。
受講の皆さんが積極的に質問してくれて、キャッチボールのような会だったからかもな~。
確かにそうかもしれないですね。
「初心者のための」って講座だったけど、程よく知識も飲んだ経験もある方たちでしたね。
自然派ワインのイメージを聞いてみたところ
・飲みやすいものと飲みにくいものがある
・ 自然派の定義がわからない
・ 体によさそう
・ 欲しいテイストを伝えにくい
・ ブドウだけで表現しようとするとこれまでの概念と異なる
などの回答がありました。
まさに、店頭でお客様から頂くご質問や感想そのものだったので、やはり一つの「自然派ワインに親しむための見えない壁」になってるんだなぁと実感。
ですね。
だからこそ実際に飲んで感じていただこうと、今回はこの3種をご用意しました。
そうそう。会場側で用意してくださった簡単なおつまみと一緒に、視覚だけじゃなく味覚も嗅覚も使って楽しんでもらえてたかな。
ワインの感想
白:「グリューナー・ヴェルトリーナー・カンプタール」
飲みやすい
すっきりしてる
オレンジ:「フォエミネ ピノグリージョ」
もっと渋みがあると思ったら意外と優しい
赤:「エリソン マラン」
ギシギシしてる、
苦手な香りは入ってない、
プルーンの香りが苦手なのでそれを感じる
最初甘い香りがするけれど飲むとさわやかで不思議な感じ
赤のご意見が面白いな~と思いました。
苦手の意識が人それぞれで違うから、美味しく感じる観点も違うってことがわかりましたよね。
まさにそれなんだよ。
例えば「濃い味の自然派ワインが欲しい」といわれても、実際はなかなかない。
というのも、「濃い」というと一般的には「甘い」「渋い」「舌にずんと味がのる」ような輪郭のはっきりした味わいがバランスよく入り混じった概念でもあるんだけど、
まさに自然派ワインではそれらがふわっとぼやけるんだ。
だから僕が伝える時には、こう答えてる。
自然派ワインは水墨画のようなワイン
おぉ!言い得て妙ですね。
今のところ、この言葉が一番しっくり来るんだよ。
そういえば、最近は野性味というか還元香の強く残るワインもだいぶ減りましたね。
レストランとかで使いにくいからな。
でも受講者さんの中には、その香りが好きだって方もいらしたから、一概に良い悪いでは片づけられない部分もあるんだよな~。
馬小屋臭 還元臭、ビオ臭とか、いわゆる「クセの強い」ワインでしたね。
でもお店や飲食店で 「クセの強いワイン ください」って言っても伝わらない。
そうそう。「クセ」という言葉も、人によって異なる。だからこそ加藤の言ったように 馬小屋臭 還元臭、ビオ臭と いった言葉を知っておくことは役に立つんだよ。
そのあたりも、講座でお話しできてよかったですね。
そうだな。
これはあくまで否定ではなく、嗜好性の話としてだけど、僕自身は料理をおいしくするのがワインの役目だと思っているので、個人的には馬小屋臭などがあまりにも強い香りのものはオススメはしないかな。
でもそれが好きな方には、もちろんご案内するよ。
ある種、そうした言葉はワイン界の業界用語のようなものだから、こうやって講座でお伝えするって大事ですね。
まだまだ、わかるようで掴みどころが難しい「自然派ワイン」だけど、今回の事で少しでも親しみに繋がっていればと思うよ。
【自然派ワインに正解はない】
だから、皆さんの感性で自由に楽しんでもらいたい。
そのためにも、今後もこういう機会を増やして行けたらと思うよ。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
講師として招いてくださった東邦ガスクッキングサロン栄さんにも感謝です。
今回試飲に提供したワイン
左から
母から娘や義娘に受け継が れた月形イヤリング「sciacquajje」のラベルデザイン♪
寿司~アジア料理まで相性が抜群!
フレッド・ロイマー/グリューナー・ヴェルトリーナー・カンプタール
お買い得のナチュラルワイン!