女性醸造家が山形で歴史をつなぐ。タケダワイナリーに熱視線!
〇コンセプトは1人1本飲めるワイン
新潟/ドメ―ヌ・ショオの「酸化防止剤無添加」ワイン
赤 商品番号 10685
ドメーヌ・ショオ/When you hear hoofbeats, think of horses not zebras. 2018
「蹄の音が聞こえたら、シマウマではなく馬だと思え」
白 商品番号 10684
ドメーヌ・ショオ/Some people talk to animals. Not many listen though. 2018
「動物に話しかける人はいるけど、聞こうとする人はほとんどいない」
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━ ワイン通信 vol.223号 ━━━━━━━━━━━━━━━
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【女性醸造家が山形で歴史をつなぐ。タケダワイナリーに熱視線!】
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こんにちは!
「ハウディ」WEB担当の吉田です。
女性の社会進出が叫ばれて久しい昨今。
昭和世代の女性は、まだまだ男性が強い中で生き抜いてきました。
まさに男勝りの女性でなければ、社会で生き残ってこれなかったように感じています。
それは平成においても微々たる進転でしかなく、
なかなか企業風土を一挙に変える事は難しいのが現実です。
ところが、それがもし、他に選択肢が無かったとしたら・・・?
女性は強く大地を踏みしめ、立ち上がります。
今日はそんなお話。
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◇ ワイン通信 ◇
【女性醸造家が山形で歴史をつなぐ。タケダワイナリーに熱視線!】
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ブランドさくらんぼ佐藤錦で有名なフルーツ王国。
それが山形県です。
蔵王連山など険しくも恩恵豊かな自然環境に恵まれる一方、
一部地域では冬は豪雪に閉ざされる。
そんな山形県は、もちろんぶどう栽培も盛ん。
ワイナリー数は14軒で全国4位。
そのうちの一つが、今回ご紹介する「タケダワイナリー」です。
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◆タケダワイナリーの前身となる「武田食品工場」
1920年(大正9年)、武田家三代目の重三郎氏が、ワイン(ブドー酒)を作り始めたワイン工場。
それが、タケダワイナリーの前身となる「武田食品工場」でした。
当時としては画期的で、そのワインは「金星ブドー酒」と言う名で販売されていました。
しかし、それ単独では商売として成り立たず、青果物商も兼業していました。
その後、四代目重信氏がワインを学び始めます。
時も過ぎた1974年、火事により工場を焼失。
「その時、タケダはもうだめだと言われたのよ。でも従業員さんは誰一人辞めずについてきてくれたの。うれしかった。」
と言うのは4代目の妻ヨシコさん。
こうしてこれを機に青果物商をたたみ、ワインのみで生計を立てる方向へ大きく舵を切ったのでした。
◆次世代継承のはずが
1989年、タケダワイナリーでは、長男である伸一氏が三年のフランス修行を終えて帰国していました。
彼は、父重信氏と同じ東京農業大学醸造学科卒業後、単身フランスへ渡りました。
ボルドーの一流ワイナリー「シャトー・ボンテカネ」で2年間修業し、
その後シャンパーニュで有名なロワールの「シャトー・モンムソー」にて研修を積んで来たのです。
一流のワイナリーで身につけた感覚と技術は、タケダワイナリーの酒質をますます高品質にしました。
ところが1999年、伸一氏は事故でこの世を去ってしまいます。
◆妹の典子氏が繋いでいく歴史
伸一氏には妹がいました。それが典子氏です。
彼女もまた先祖から脈々と続くワイン造りに魅了された一人でした。
フランスに渡り、国立マコン・ダヴァイ工醸造学校上級技術者コースを専攻。
その後、醸造学者ジャック・ピュイゼ主催のフランス国立味覚研究所にて研修、
そしてボルドー大学醸造研究所ティースティングコースを修了し、1994年に帰国。
本来なら伸一氏と共に築き上げていきたかったタケダワイナリーを、
今度は夫である和寛氏とスタッフや協力農家さんたちと共に引き継いでいます。
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澱を残した、旨味溢れる薄濁りの発泡白ワイン♪
タケダワイナリー/ペティアン ブラン
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タケダワイナリー/サン・スフル 白
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2015年3月。タケダワイナリーを訪問しました。
まだ雪が道路わきに2mほど積もっていて、名古屋とは別世界。
ワイナリーでは、典子さんの夫である和寛さんが迎えて下さいました。
ワイナリーの目の前にあるぶどう畑。
まだしっかりと雪が残っている中を、スタッフの方がワイヤーに巻きついたぶどうの蔓を丁寧に外していました。
ワイナリーの内部はとてもきれいに清掃されていて、衛生的だったのを覚えています。
私は当時、ワイナリーの歴史を和寛氏からお聞きしました。
そして、醸造を女性である典子氏が、営業広報などを和寛氏が担当していると知り、
驚いたと同時に、並大抵の覚悟ではここまで来れなかっただろうことを感じていました。
皆それぞれ、抱える歴史があります。
それもまた、ワインの味わいのエッセンスだと思っています。
貴方の心にも、タケダワイナリーの味わいが沁みわたる事を願って。
今回のお話が、自然派ワインを楽しむヒントになれば幸いです。
それでは!今夜も楽しいワインタイムを♪
(*^^*)/☆ CHEERS!
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2019年5月19日(日)ワイン通信Vol.223
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愛と冒険の酒屋 ハウディ
♪また次回をお楽しみに♪
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