中世からの流儀!?「乾杯」の時、なぜグラスをぶつけ合うの?
2021年11月加筆
こんにちは!ハウディWEB担当の吉田です。
春は出会いと別れの季節。
歓送迎会など、何かと飲む機会が多いのではないでしょうか?
「みんなグラス持った?それでは!かんぱ~い!」
「かんぱ~い!」
カチンカチーン☆
心沸き立つ「乾杯」って言葉。
「飲むぞ~」というスイッチが入るのは私だけ(・・? …ではないはず!
さぁ!今夜も飲みましょう!
乾杯は身を守るための手段だった!?
さて「乾杯」の時、なぜグラスをぶつけ合うのかご存知ですか?
今回は諸説ある内の一つをご紹介します。
中世ヨーロッパ。日本で言う戦国時代。
どこの君主も覇権争いで、他人が信用できない状況でした。
そして、相手をおとしめるための方法の一つに、毒殺が流行っていたそうです。
(((;゚Д゚))こわすぎ~)
晩さん会などと称して相手を招待し、食事や飲み物に毒を入れる。
とても信用なんてできません。
そこで、用いられたのが乾杯でした。
食事前の「乾杯」で、同時にお互いの器を勢いよくぶつけ合う。
こうすると、中の液体が飛び散って、互いの器にも入ることになります。
もし相手の器に毒が入っていて、自分の器にも入ってしまったら・・・飲めませんよね。
(なるほど~(´・ω・`))
つまり、それを同時に飲むことができるならば、
「毒なんて入っていませんよ♪」
という証明になり、互いを信用する合図にもなった、ということなのだそうです。
乾杯の際、グラスを当てる?当てない?どちらが正しいの?
さて、日本ではワイングラスでも カチン と鳴らすことがあります。
ところが、ヨーロッパでは「音を鳴らさない」のが作法のようです。
そういわれれば、テーブルマナーにおいても、ナイフやフォークでカチャカチャと音を鳴らさないですね。
では、乾杯の時はどうしているか?
右手でワイングラスを持って、目線より少し上ぐらいに上げる。
それだけです。
もしフランスなどヨーロッパのレストランでお食事する機会があれば、このことを思い出してくださいね。
では、日本国内のレストランなら?
正直なところ、そんなに堅苦しく考えなくてもいいかも、と思います。
ヨーロッパのマナーとはいえ、ここは日本。
「場の雰囲気に合わせる」事も一つのマナー。
もし目上の方や上司にグラスを差し出されたら、そおっと乾杯すればいいんじゃないでしょうか。
強いて言うなら、高級なフレンチやカジュアルなビストロでは、
薄手の高級ワイングラスを使っているところがあります。
割ってしまったら大変です(笑)
そういった場は、やさし~く乾杯しましょう(*^_^*)
各国の言語で「乾杯」は何と言うの?
参考までに各国では「乾杯(かんぱい)」を何と言うかご紹介します。
Cheers! (チアーズ) イギリス・アメリカ・カナダなどの英語圏
sante! (サンテ) フランス語
Cin Cin! (チン チン) イタリア語
Prost! (プロースト) ドイツ語
iSalud! (サルー) スペイン語
今夜もどこかでグラスが鳴っているんでしょうね♪
気軽に乾杯できるワインはいかがですか
つべこべ言わず、遊び心のある大人に飲んでほしい!
「トランキル=気軽に行こうぜ!」という意味が込められています。
ドメーヌ・バサック/ トランキル・ルージュ
http://bit.ly/2Fbl7tH
ということで、自然派ワインを楽しむヒントになれば幸いです。
それでは楽しいワインタイムを♪
(*^^*)/☆ CHEERS!