開催報告「OLD comes MODERN」vol.3 ~酒と風呂敷~ その①
日本酒蔵で有松絞りを染める。
なかなか有りそうで無かったコラボレーションが、この日実現しました。
目次
「OLD comes MODERN」vol.3 ~酒と風呂敷~
西洋的な文化を謳歌するのも良いけれど、ふと地元の歴史・伝統を振り返ってみよう。
そこには見落としていた、日本ならではの輝きが息づいているはず。
古臭いと思っているかもしれないけれど、違った角度から見れば
それは現代においてもキラキラと輝く遺産。
そんな素敵な古臭いものを、楽しむ場をみんなで持ちたい。
雨予報を覆すのはもはや定番!?
「山盛酒造」「まり木綿」「ハウディ」の3社が手を取り合って、
温めてきたプロジェクトの第3弾(完結編)は、雨予報が出ていました。
そこを晴れにするのが最近定番化してきているような。。。
朝8時から準備を始めてくれていた山盛さん。
「8:30には行きます」と言いながら道に迷い、8:50に到着(面目ない(^_^;))
すでにまり木綿のまりちゃんとサポートの杉山さんが着々を準備を進めてくれていました。
山盛酒造さんの中庭にテーブルを出し、気が付いたらゲストの皆さんが着々とご来場。
開始の10時5分前には全員集合という集まりの良さでした❤
2019年日本遺産に認定された有松地区の伝統工芸”有松絞り”
まり木綿のまりちゃんが教えてくれるのは、「有松絞り」の技法のひとつ「板締め絞り」。
板で布を挟み込んで、染色をする方法です。
今回は、「日本酒瓶を包める大きさを」ということで、大きめの風呂敷を準備してもらいました。
聞くところによると、作るものによって生地の材質も変えてくれているそうで、
今回は風呂敷として使いやすいモノを縫製してご用意くださいました。
すでに絞り染めを体験した事がある人もいらっしゃいましたが、
やはり何度でも自分のオリジナルを作りたくなるのが、ワークショップの良いところだと思います。
思い思いの色を想像しながら
染料の説明を受けたら、板で挟み込んだ生地に色をさしていきます。
染めあがりのお披露目
色が定着するように蒸篭で蒸したら、とうとうお披露目です。
毎度のことながら、この広げる瞬間が大盛り上がり!
それぞれのできあがりを見て、「おぉ~!」「きれ~」「すてき~」等の声が飛び交いました。