簡単に解説!ボジョレー・ヌーボーとはどんなワインですか?
こんにちは。
いつの間にやら秋も深まる季節に。
あっという間に冬が来ますが、その前にお楽しみなのが
旬を楽しむ刹那のようなワインの新酒
BEAUJOLAIS NOUVEAU
ボジョレー・ヌーヴォーです。
ハウディでも例年通り予約の受付をしています。
さて、それでは「ボジョレー・ヌーヴォー」がどういったものなのかを簡単に見ていきましょう。
1.ボジョレー・ヌーヴォーとは?
2.ボジョレー・ヌーボーの原料ブドウは?
3.ボジョレー・ヌーボーはいつから飲めるの?
4.よくある勘違い
5.2020年は異例の年
6.まとめ
1.ボジョレー・ヌーヴォーとは?
「ボジョレー・ヌーヴォー」はフランス語です。
原語で書くと「BEAUJOLAIS NOUBEAU」。
BEAUJOLAIS:フランスのボジョレー地区を指しています。
NOUBEAU:フランス語で”新しい”の意味。
つまり、ボジョレー・ヌーヴォーとは、ボジョレー地区でその年に収穫したブドウから造られる新酒のことを指しています。
2.ボジョレー・ヌーボーの原料ブドウは?
ボジョレー・ヌーボーを名乗るためには「ガメイ種100%使用」と法律で決められています。
ガメイ(gamay)
フランスのブルゴーニュ地方、とくに最南端のボジョレー地区で多く栽培されている黒ブドウ品種。
昔はピノノワールと混同されていることもあった。
ワインの色調は明るく、タンニンは少ない。酸味が豊かで、フレッシュでさわやかな香味を持つ。
このブドウの愛好家は「ガメラー」とも呼ばれるとかなんとか。。
3.ボジョレー・ヌーボーはいつから飲めるの?
ボジョレー・ヌーボーは、解禁日が固定されています。
毎年 11月 第3木曜 0時 解禁。
2020年は11月19日木曜となります。
実は、1980年代までは、11月15日が解禁日として日にちが固定されていました。
筆者もその日にちで覚えていた記憶があります。
ですが、11月15日が土日に重なると配送業者がお休みでワインが届かない。
そこで、1985年より法律で正式に11月の第3木曜日を解禁日とすることになったのだそうです。
お休みを大切にするバカンス文化が浸透しているフランスらしいエピソードですね。
4、よくある勘違い
「ボジョレー」=「ボジョレー・ヌーボー」だと思っている方がいます。
ボジョレー地区では、「ヌーボー」だけでなく「熟成型」のワインも造られています。
(自然派の巨匠マルセル・ラピエールは、熟成型のボジョレーワインの美味しさで世界を驚かせました)
この感違いは、日本に置き換えてみると
「魚沼(うおぬま)」=すべて「魚沼の新米コシヒカリ」と思い込むのと同じようなものです。
魚沼地区には「コシヒカリ」以外のお米もあるでしょうし、
新米の季節が過ぎれば古米になっていきます。
ワインの場合は加工品ですので、古くなるというより「熟成ワイン」となりますね。
確かに「ボジョレー・ヌーボー」日本のワイン消費を牽引してきたので、勘違いしても仕方ないとは思います。
ですが、「ボジョレー」と名の付くワインの中に「素晴らしく上質で凝縮した長期熟成型」もあることをぜひ覚えておいてください。
5.2020年は異例の年
本来ならば、2020年のヌーボーも航空便で華々しく入荷する予定でした。
税関で検品している様子がテレビ放映されていましたね。
ところが、ご存じの通り今年は飛行機の便数が減り、運賃も例年通りとはいきません。
この状況を重く見たフランス側は、ボジョレー・ヌーボーの出荷日を例年より早める措置を取りました。
その結果、輸送日数に余裕ができたので「鉄道便」でも解禁日に間に合うことになりました。
すると、輸送時のコストも二酸化炭素排出量もカットできるので、ワイン価格もお値打ちに。
例年通り、航空便で届くものもありますが、今年は「鉄道便」も気にしてみてはいかがでしょうか。
6.まとめ
秋の実りに感謝を込めて「ヌーボー」という形で楽しむ。
ヌーボーによって、フランスと日本の距離を超えて共に乾杯する。
今年はいつも以上に感慨深く感じるのかもしれません。
大切な人との乾杯に、ボジョレー・ヌーボーを選んでみてはいかがでしょうか?
ハウディでは、自然派ワイン専門店だからこそのソムリエ厳選ラインナップをご用意しています。
ご予約いただきますと、通常価格よりお値打ちです。
どれを選べば良いかわからない方は、お気軽にメールやお電話でもお問い合わせ下さい。
予約締切
店頭 /11月18日(水)
WEB/11月17日(火)