サステナブルなアーバン・ワイナリーの自然派ワインfromカリフォルニア
自然派ワインがグングン認知度を上げています。
ここ1~2年はワイン専門誌に限らず、
ファッション誌やライフスタイル誌まで
「自然派ワイン」を取り上げるようになってきました。
以前お会いしたアパレル社長さんからも
「自然派ワイン流行ってますよね」ってお声を聞いたりしています。
おそらく、要因の一つは「サステナビリティ」。
サステナビリティ=持続可能性
様々な生物がバランスと連鎖で成り立つ生態系の循環を、
持続し続け後世に渡していく。
ケミカルなものを極力使わずに。(これは個人的願望)
COP26も開かれ、環境問題がより強く問われる昨今。
ワイン界においては、様々な面で環境負荷を避ける生産者たちの努力が
「自然派ワイン」に込められている、という事も広がってきたのかなと。
※そこまで意図せず自然派な生産者もいるけれど。
そんなサステナブルな想いを
カリフォルニアの都会で実践する生産者がいます。
それが、バークレーを本拠地としているブロック・セラーズです。
バークレーは人口10万人の都市で、
サンフランシスコ・ベイエリア内にあります。
サンフランシスコと言えば、年収1000万では生活できないほど
地価もモノの価格も高いあの世界に名だたる超高級エリア。
そんなサンフランシスコ市の東の対岸にあり、
日本でいうと神戸のような地形を持つのがバークレーです。
海沿いの都市と六甲山のような丘陵が背後に控える地形で、
1年を通して地中海気候です。
さて、ブロック・セラーズのオーナーはクリス・ブロックウェイ氏。
彼はが生まれ育ったのは人口40万人強のネブラスカ州オマハ。
その後もシアトル、ロサンゼルスを経てバークレーと、都市に居を構えてきました。
ワインに興味を持ち始めたころ、友人が「ワインの造り方を学ぶべきだ」と
冗談を言ったのをきっかけに荷物をまとめ、
あのカリフォルニア大学デービス校のワイン醸造コースに入学ししちゃいます。
その後、カリフォルニア州立大学フレズノ校に移りました。
ここにはワイナリーが併設されており、
いつの間にやら彼は「(余計な器具や薬剤など)使わないものは、全部使わない」
というほどのエキスパートになっていました。
その後、サンフランシスコ初の自然派ワインバー「テロワール」
に出入りするようになり、多様なナチュラルワインの経験などを経て独立。
こうしてブロック・セラーズが誕生したのでした。
さて、彼の最大の目標は、
ブドウの生育に重要な固有環境や土壌の性質をワインに活かすことです。
ブドウが持つ本来の素質や特性を発揮する為には、
持続可能な農法および有機栽培またはビオディナミ農法による
ブドウが不可欠と考えています。
そうした意味でバークレーという土地は
水はけがよく程良くやせた土壌で急な勾配のある斜面が功を奏しています。
また、冷涼な気候、樹齢が高いブドウの樹、灌漑されていないブドウ畑などが、
ワインに様々な要素を与え、造るワインの表現力を助けてくれるのだそうです。
それでは、彼の造るワインをご紹介しましょう。
カリフォルニア・アーバンワイナリーの先駆者
ブロックセラーズ/ラブ・レッド
https://www.how-dy.jp/c/way/12772
税込¥3,278
味 :赤・ミディアムボディ
品種:カリニャン、ヴァルディギエ、シラー
ブロックセラーズ/ラブ・ホワイト
https://www.how-dy.jp/c/way/12771
税込¥3,278
味 :白・辛口
品種:マルサンヌ、グルナッシュ ブラン、ルーサンヌ、ピクプール
もっと気軽に手にしてほしいという事で缶スタイルもあります。
ブロックセラーズ/ラブ・レッド 375ml缶
https://www.how-dy.jp/c/can/12770
税込¥1,815
ブロックセラーズ/ラブ・ホワイト 375ml缶
https://www.how-dy.jp/c/can/12769
税込¥1,815
ユニセックスでシンプルなラベルデザインも素敵なんです。
この印象的なデザインは、カリフォルニア在住の女性アーティスト、
マルタ・エリス・ヨハンセンの作品。
https://www.martaelisejohansen.com/
主に、インクペンや木炭、黒鉛、色鉛筆などを使って
シンプルな作品を仕上げる作風で人気を博しています。
アート的視点でワインラベルを見るのも、自然派ワインを楽しむ要素ですよね。
とかく都会にいると、自然派生活は難しいと思いがち。
でも、こうした思いのある生産者のワインを飲むことで、
貴方の買い物がサステナブルな環境保全の応援になるのではないでしょうか。
買い物は投票。
日々のお買い物票を自然派応援に投じてみてはいかがでしょうか。
今回の情報が、ワインライフの参考になれば幸いです。
では今日も新たな冒険してみましょう(^^)/☆